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手のイラストを簡単に描く方法

ごきげんよう。綾崎です。

今回は、私が行っている手を描く時の時短テクニックを紹介します。

簡単に手を描く方法

それは、自分の手をトレスするです。

描きたい形を再現して写真に撮ってトレスするのです。

この方法なら、自分の描きたい形ドンピシャの資料を用意することができますよね。

もちろん、描きたい手と自分の手の差異が大きければ難しい部分もありますが、基本の骨格は同じです。

この方法を繰り返し行っていると、手の構造の理解がぐっと深まりますよ。

以前こちらのメイキングでも少し触れているのですが、

詳しく手順をご説明していきますね。

トレスする手順

イメージを固める

あたりを取る、ラフを描くといった作業。

この時、バランスぐちゃぐちゃでもいいのでおおよその手の形を描いておきます。

写真を撮影する

描いたラフに合わせて写真を撮ります。

カメラを視点としてどんな角度で描きたいのかに注意して撮影し、描く時に考えることを減らしておきましょう。

手のあたりを切り取る

写真が撮れたら、新規キャンパスでその写真を開きます。

ここから、必要な部分を投げ縄選択で選択して切り取ります。

そのまま絵のファイルに写真を貼り付けてもいいですが、よく自分の顔とかが写り込んでて嫌なのでこの方法をとっています。

線画を起こす

切り取った写真を描いている絵のファイルに貼り付け、サイズと角度を調整してラフに合体させます。

手の写真の透明度を80%くらいにして、上に重ねたレイヤーで線画を描いていきます。

慣れないうちは全体を見てバランス調整できるよう、手の部分の線画だけでレイヤーを分けておくと後が楽です。

絵に馴染むサイズ感や質感であることを確認したら、塗って加工して完成です!!

自分の手では難しい時の対処法

もちろん、自分の手だけでは難しいこともあると思います。

自分の手の可動域が描きたい絵に追いつかないとか。

身近にあるものでは再現できないものを持っている手を描きたいとか。

そういう場合に便利なのが、フリー素材です。

ただし、トレスしての使用が許可されているのかは必ず確認が必要です。

手に関しては、トレスOKとして配布されている素材も多いのでそういうものを使いましょう。

使っていいという確信が持てない場合は、資料の一つとして参照するにとどめましょう。

そして、見つけた資料は保存して出来るだけ細かくフォルダ分けしてストックしておくのがおすすめです。

インターネットの海から目当てのものを探すのは時間がかかりますよね。

都度最初から探すのは大変なので、今回は使わないけどなんか好き!っていう素材があったらとりあえず保存しておくきましょう。

A型さんもニッコリなフォルダ分けができると、だんだん探すのが早くなるし、次の絵のアイディア出しにも役立ちます。

手の資料をまとめたwebサイトを作成しました

そんなこと言ったって、目的の手の撮影を毎度行うのも、ちょうどいい素材を探すのも大変ですよね……

目当てのポーズの素材を探しやすいサイトが欲しい!!

となったのですが、今ひとつこれだ!というものが見当たらなくて。

ないなら作ろうってことで。

作りました。

綾崎の手の写真やイラストを素材として配布するサイトです。

▶︎ともえの手

こちらのサイトの素材は、先ほどご紹介した様な形でトレスしていただいてOKです。

まだ作ったばかりで素材数は多くないですが、今後どんどん増やしていくのでぜひご活用ください。

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