ごきげんよう。
今回は、イラストメイキング的な記事です。
このブログを開設するにあたって、やりたいと思っていたことの一つで、
これまでも何度か記事制作を試みたものの、
このようなブログ記事の冒頭だけ書いては消し、書いては消し…していました。
が、今回、自分なりに気に入ったオリジナルイラストを描けたことと、試行錯誤しつつ新しい塗り方にチャレンジしたりしたので自分的にはそれの記録の意味もあって、ようやく記事の公開まで至りました。
自分のメモ的なこと言っといてアレですが、どなたかのお役に立ってくれたら嬉しいです。
PC:Mac book Air
ペンタブ:wacom Intuos Comic
ソフト:Clip Studio Paint debut
その他:クロッキー帳、シャーペン
私は、クロッキー帳にシャーペンで描きます。
あとでデジタルでやること前提なので、ある程度バランスが悪くても気にしません。
その代わり、各所にメモが残っています。
頭小さく、もう少し右に回転する、とかそんな感じの。
違和感とか思いつきとか、直せそうな分は直すけど、よくできたところを消さなきゃだったりしたら、もうテキストで残すんです。
今回は眉毛のとことか。
塗りのイメージのメモもありますね。
そして、そのメモごとスマホで写真を撮って、PCに送り、この上にレイヤーを重ねながら描いていきます。
スキャナとかないし、なんだかんだ楽なので、もうかれこれ6年くらいこのやり方です。
iPhone & MacBook Airを使ってるので、転送は大体Air drop。
ここからデジタル作業です。
クリスタで作業していきます。
そして、線画がこちらです。
線画は全てペンツール(デフォルトのGペン)で描いています。
レイヤー構成はこんな感じ。
これは最終的なものなので、描いてる最中はデータ容量とか気にせずめちゃくちゃレイターを量産します。
少しでも線がクロスする場合とか、サイズ感調整したい部分とか、全部分けます。
で、描き切った後に調整してレイヤーを統合します。
次に、色ごとにレイヤーを分けながら、ベースとなる色を置きます。
バケツツール(塗りつぶし 他レイヤー参照)でざっくり色を置き、隙間をペンツールで丁寧に埋めます。
色ごととは言いましたが、そのレイヤーを元に影を入れていくので、影の付き方が違ったりとか質感の違うものとかはレイヤーを分けておくと楽です。
今回はあまり複雑な絵じゃないのでそんなに細かく分けてはいないですが。
この時のレイヤー構成は、
こうなっています。
ここから、影を入れたり模様を入れたりしていきます。
下塗りの肌のレイヤーの上に新しいレイヤーを作成し、クリッピングさせて塗っていきます。
この際も、色ごとにレイヤーを分けています。
レイヤーごとに説明していくと、
ベースに
一番暗い影をペンツールで描き、
ブラシ(デフォルトの塗りなじませ)で赤みを置き、
暗い影の縁を、さらに暗い色でなぞり、
ハイライトを入れて完成です。
ハイライトわかりにくいけど、唇とかです。
続いて髪の毛。
髪の毛も、下塗りレイヤーの上に新しいレイヤーを作成し、クリッピングさせて塗っていきます。
今回の塗りの手順をまとめるとこんな感じです。
2.3.5.7.8.9でレイヤーを追加しています。
実物で見ていくと、
暗い影
束感を意識しつつ暗い色を置いて、
さらに暗い色を重ねて立体感を出し、
ハイライトを置いてツヤ感を足し、
更に毛の流れを出すよう意識してハイライトを重ね、
肌色をのせて透け感を出します。
今回は背景をグリーンにするので、馴染ませの色を少しのせて、完成です。
服の時も、同じく下塗りレイヤーの上に新しいレイヤーを作成し、クリッピングさせて塗っていきます。
手順自体は肌の塗りと似ています。
まずざっくりとした影を置き、
その縁を影の色よりもう少し濃い色でなぞります。
乗算レイヤーにブラシで更に暗い部分に色を重ね、
お胸のハイライトを置いて完成です。
このタイミングで、模様も描き込みました。
手順は一緒なので全ての色を手順ごとに紹介していますが、各色ごとのレイヤーの上に2〜5枚ほどのレイヤーをクリッピングで重ねて塗り込んでいます。
色ごとに上記手順を繰り返している感じです。
全体図はこちら。
巻物と耳飾りも塗りました。
この辺は手順とかいつもフィーリングです。
巻物は紙の質感を出したくて、ブラシのにじみ縁水彩で影を重ねました。
文字の部分はそれっぽくできるように紙の向きに気をつけながら雑に線を引きました。
こちらはブラシの油彩平筆です。
耳飾りは金属感を出したかったので、ふんわりとブラシで影を追い影を置いて、Gペンでハイライトを書き込みました。
最後に目です。
最初に塗る人とかも多いですが、色のバランスを見て最後に目の色を決めることも多いので、私は大体最後に塗ります。
しろと緑のところはそれぞれレイヤーを分けています。
白の上にレイヤーをクリッピングさせ、ブラシで影を置きます。
ここからは緑の方に重ねていきます。
少し濃い色を重ねるんですが、正直まだここの正解がわからなくて毎回違う塗り方している気がします。
pixivの目イキングとか参考にしつつノリと勢いです。
加算(発光)レイヤーを追加し、ブラシで黄色を載せます。
できるだけふんわり滑らかなグラデーションにするのが綾崎的ポイントです。
最後にハイライトを載せて完成です。
パーツごとの塗りができたので、ここからは全体の調整と背景やら加工やらです。
これが、塗りまでできた状態。
線画フォルダにクリッピングさせるレイヤーを作成し、線画の色を変えます。
塗りの色を拾いながらブラシでふんわり色をのせています。
わかりにくいですが、髪とか膝とかです。
次に背景の色を決め、
なじませるように背景色をブラシで上に乗せます。
これまたわかりにくいですが、肩とかスカートとか足とか。
最後に、エアブラシのスプレーでなんかいい感じにして、サイン入れて完成です!!
最後の説明が雑すぎて申し訳ないけど、ほんと何にも考えずに描いてることが多いから、何を書けばいいのかわからないという。
ちなみに、最終的なレイヤー数は70枚くらいでした。
レイヤー構成載せようかと思ったけど、汚すぎて整理つかなかったんで、またの機会に。
こちらにも完成絵を掲載しているので、よかったら見てください。
http://tomoeayasaki.net/gallery/597
それでは。