どうも、綾崎巴です。
フリー素材サイトを作ったのですが、AdSenseの審査通すのにちょっと苦労したので、審査が通るまでに行ったことをご紹介します。
私が制作したのは、「ともえの手」という手の写真とイラストに特化した素材サイトです。
漫画やイラストを作成するときの資料としてや、VtuberさんなどのサムネイルやSNS用素材として利用していただくことを想定しています。
そのサイトを収益化すべく、Google AdSenseを利用することにしました。
Google AdSenseは、Googleが配信している広告を、自分のウェブサイトに掲載して収益を得られるサービスです。
利用するためには審査に合格する必要があるのですが、フリー素材サイトは画像が多くてテキストが少ない上似たようなページばかりになりがちなこともあって、AdSenseの審査に通りにくいと言われています。
では、素材サイトの審査を通すにはどうしたらいいのか?
そもそものAdSense利用に必要なこととあわせてご紹介します。
今回のサイトはWordPressを利用して作成しています。
▶︎ともえの手
テーマ(サイトのデザインと構成)はイチから自分で作成しました。
Adsense自体は当サイト(https://tomoeayasaki.net/)で利用していてアカウントはあるので、Google AdSense > サイト > 新しいサイト からサイトのURLを追加して申請しました。
追加したのは、tomoe.parallel.jpというドメインです。
サイト自体は、/hand というディレクトリに作成していますが、Adsenseはドメインごとでの設定となります。
ドメインで申請した上で、広告を掲載したいページにコードを貼り付ける形になります。
審査にかかる時間は、時と場合によって差があるようですが、概ね1日以内と言われています。
が、今回何度か落ちたりもあって最初の申請から合格まで20日ほどかかりました。
プライバシーポリシーとお問合せのページがあったほうが良いという情報を見かけたので、固定ページで追加しました。
また、WordPress管理画面の 設定 > 一般 のWordPress アドレス (URL)とサイトアドレス (URL)をhttpsに設定しました。
あわせて、常時SSLができていなかったので、.htaccessにリダイレクトの記述を追加しました。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
※このとき、記述位置が良くなくてリダイレクトが効いていませんでした。
.htaccessの記述を、Wordpressのデフォルトの記述の直下に記載していたんですが、トップページしかリダイレクトされていなかったので一番上に記載し直してアップしました。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
# BEGIN WordPress
~省略~
# END WordPress
今回作成したサイトがサブディレクトリに当たるのですが、トップレベルにhtmlファイルを置いていなくて403だったので、ドメイントップにindex.htmlを追加しました。
このhtmlは、当サイトと素材サイトへのリンクを並べただけの簡単なものです。
必ずしもアクセスは必要ないらしいですが、被リンクやアクセスがあった方が審査が通りやすいというジンクスを見かけたのでSNSでの告知などをスタートしました。
後々必ず必要ですしね。
通常数日、長い場合2〜4週間かかるとのことですが、9日に申請して17日経ったのでそろそろ心配になってきます。
再度規約などを確認して問題なさそうなので、AdSense 審査状況確認フォームで必要情報を入力し、「その他、コメント」の部分に申請した日付と現状、審査状況を教えてほしい旨を記載して送信しました。
サイト運営者 ID は必須ではないですが、Google AdSenseの アカウント > 設定 > アカウント情報 > パブリッシャー ID で確認できます。
※このフォームから連絡しても、返信や通知があるものではありません。
無事、広告を掲載できるようになりました。
最終的にお問合せしたから通ったのかなぁってところにモヤッとしたものが残りますが、ひとまず通ったのでホッとしています。
そもそもの準備が足りていない状態で申請開始してしまったので、色々と時間がかかってしまいました。
最初からしっかり確認して万全の状態で申請すると、気を揉む時間も少なくて良いかなと思います。
常時SSLは必須なので、申請前に必ず確認しましょう。
プライバシーポリシーや問い合わせフォームはなくても審査自体は通るのかなと思いますが、設置が推奨されているものなので作っておくと良いと思います。
記事数は、1500〜2000文字程度の記事が5〜10くらいあると大体通るというのが通説なようです。
ですが、今回作った素材サイトでは1ページ20~30文字程度。
申請通すためだけに記事を作るのもなぁと思ったので、運用していきたい形(1ページ1素材)はそのままで色々工夫してみました。
まず、サイト内検索で引っかかりやすいようキーワードを散りばめながら説明書きを丁寧に書き、言い方は悪いですが文字数を稼ぎました。
画像はimgタグのaltの値(画像の説明文)を必ず記述するようにし、タグやカテゴリーを細かく設定しています。
また、似た説明文のページばかりだとコピーページ扱いになる可能性もあるかなと思い、違う説明文で長めの説明ができるものを優先的に追加していきました。
申請が通った段階で1ページ1素材で約50素材。
イラストや写真などの画像素材系なら、最初に20~30ページ分くらい用意して申請期間中もどんどん追加していくのが良いかなと思います。
もしくは、1ページに似た素材などをまとめて、1ページあたりのボリュームを持たせるという手法も良いかもしれません。
そしてアクセスを集めることに関してですが、これはアクセスあった方が通りやすいという話があるんですよね。
これは噂みたいなもんで、開設直後のサイトでも通った話はいくらでも転がっています。
でも、今後自分のサイトを成長させて収益を上げていきたいなら、アクセスはあった方が良いですよね。
私はTwitterでの告知と当サイトでの紹介、Pintarestでのピン作成を行い、少しアクセスがあるくらいになりました。
私自身の知名度があるわけではないので爆発的に増えたりはしませんが、入口をたくさん用意していくのは重要です。
そのほか、待ち期間が長かったので、検索流入も伸ばすべくSEO対策を考えて改修を行ったりもしました。
審査側はきっと毎日大量の申請を裁いていることでしょうから、必要なものを揃えたら、あとは気長に待ちながらサイトを改善しつつ記事や素材を増やしていくのが良いかなと思います。
AdSenseの申請が通って、ようやくスタートライン。
サイトで収益を上げるのに一番大切なのは、継続すること。
多くの場合、最初はたいして数字が出ません。
私も、継続して運営していくことでいつか結果がついてくるはずだと自分に言い聞かせてやっている最中なので、ぜひ一緒に頑張りましょう。
それでは。