ごきげんよう。
いつか完成させようと眠らせまくっていたスタァライトのデータを引っ張り出してきてこねくり回したら結構楽しかった綾崎です。
新たな気づきが色々あって面白かったので感じたことなどを記録しておこうと思います。
(※単純に、自分の描いた絵についてって話したいことたくさんあるのに飲み込みがちなので、たまには吐き出しておこうというのもあります)
今回描き上げたイラストはこちらです。
4年前に描き始めた線画を修正しての制作だったので、色々気になる点は残っているのですが、やっと9人ちゃんと並べたイラストを完成させられてホッとしています。
そもそも描き始めたのは、2018年12月だったようです。
時期的に、少女☆歌劇 レヴュースタァライト 2nd スタァライブ “Starry Desert”の前だか後だかに衝動的にラフを9人分切ったのだと思います。
全員描いて並べたい!と思って描き始めたものの9人は多く、少し描いては眠らせ少し描いては眠らせを繰り返していました。
今回手を加える前に最後に触っていたのは2020年。
その時点で線画はできていたのですが、当時の技量ではどう塗っても可愛くならなくて手が進まなったと記憶しています。
3人くらい塗った時点で諦め、もう触ることはないかなぁと思っていたのですが、先日Twitterで#お前の絵柄に絶対合うのになんで描かないのってキャラをフォロワーさんが教えてくれるというタグを投稿したところ、スタァライトのキャラをいただいたので、せっかくならと9人全員をなおしてみました。
今回、キャラによって進捗にばらつきがあったので、統一するため塗り込みのデータはほぼ全て削除しました。
作業手順としては、線画修正→下塗り調整→塗り込みです。
色トレスや色味加工などは基本的に全員共通で行っています。
華恋は比較的修正量少なめでした。
黒目を大きくしてまつ毛を増やし、頭を小さくしています。
合わせて、顎がもう少し丸い方が今の好みなのと、首が長く感じたので少し骨格を調整しました。
あと、膝の位置と角度に違和感を感じたので少しだけ修正しています。
ひかりちゃんは、頭が縦に長かったので丸くし、顎が尖っていたので丸みを強くしました。
顔のパーツもほぼ描き直す勢いで調整していて、目が大きくなってまつ毛が増毛されて眉毛がキリッとして口が小さくなって少し上に上がっています。
頭の大きさ自体もかなり小さくしていて、他の子に比べて小さくしすぎたかなとちょっと気になってはいますが、単体のバランスを見るとこれくらいが好き。
あとは、服の皺の描き方を今の好みにしたり、ミスターホワイトの顔をいじったりなど微調整しています。
一番納得のいく修正ができたのが真矢様かもしれません。
目を大きくしてまつ毛を増毛し、口と鼻の位置を上げています。
そして、頭を少し削って顔の輪郭を丸くしたので、顔が少し小さくなっています。
ベルトの位置が少し低すぎる気がしたので僅かに上げたんですが、そこはかなりわかりにくいですね。
あと、色白になりました。
純那ちゃんも頭削って首を詰めて、輪郭も少しぷっくりとさせました。
また、頭の位置に少し前のめりな雰囲気があったので、顎を引いて見えるよう頭全体の位置も少し右にずらしました。
それに合わせて顔のパーツも調整していき、メガネはほぼ描き直しました。
あとは右膝の角度変えたり、右手を大きくしたり、上着の裾の丈が左右で違うので伸ばしたりもしてます。
お顔を一番いじったのがまひるちゃんかもしれません。
修正方法は他の子と変わらず、頭と輪郭を削って首詰めて顔のパーツをゴリゴリいじる。
目を大きくして下まつ毛はやして角度調整して、鼻の位置調整して、お口小さくして角度変えて上にずらして……
顔をいじり倒したら前髪の長さが変だったのでその辺も調整してます。
あとは、左手の謎の突起を削って、右太もものラインをシュッとさせました。
服の皺も一番いじってるかも。
ななのレヴュー服時は落ち着いた表情したイメージが強いんですが、それにしては童顔にしすぎた感が否めない…。
修正箇所としては他の子とほぼ同じ。
頭と輪郭削って顔のパーツのバランス調整。
目玉の形と、目の高さが童顔の理由かなぁ……。
服とか足とかはほとんどいじってないかも。
クロちゃんは頭のサイズはほぼそのまま。
謎の膨らみだけ調整して、目を大きくして位置調整したくらい。
鼻と口の位置はガッツリ変えてますね。
それより髪の毛の塗りが大変でした。
縦ロールの描き方どうなってんだ????
理解不能なのに髪の毛のレイヤーが服とかと一緒になってて描き直す気になれなかったので加筆でどうにかしました。
あと、膝の向きは調整したけど、そもそも左足細すぎん…??
描いてる時には気づけなかった……
双葉もあんまり頭の大きさ変わってないですね。
前髪の形が特殊なんでいじりにくかったせいなんですけど。
首は少し短くなってます。
顔のパーツは他の子同様弄り倒して今の綾崎好みに仕上げました。
目が一番巨大化してますね。
他は左手の指を直したくらいかな……
香子は頭がかなり丸くなって、首が短くなりました。
顔パーツは全体的にセンターにギュッとした感じで、サイズ感はそんなに変わってないです。
あとは謎の左手くんを少しいじったけどなおしきれなかったかな。
依然としてちょっと変。
ついでに左肘がだいぶ削られてます。
以上、こんなところを調整してみたよってのをつらつらと書いてみました。
そんなに時間をかけないで済ませたかったので、基本は加筆だけにして多少の違和感には目を瞑っています。
今回は、「自分が描いた絵を修正する」というのが習得したかったスキルです。
2018年に描ききれなかった絵が、2020年に描いていた段階では目が少し肥えて可愛くないことに気づいたんです。
でも、その可愛いと思えない状態をどうにかする力が自分になかった。
どう修正すれば自分の納得できる形にできるかがわからない。
だからそのまま塗る。
でもそもそもの塗りも未熟だから全然納得できなかった。
それでそのまま放置してたんですけど、最近よくYoutubeとかで神絵師がイラスト添削する動画とか配信ってあるじゃないですか。
ああいうのを見て、完成形と思っていたイラストの修正ってこういう風にやるのかと。
初めて知りまして。
少しずつ練習していたところ、タグにいいお題をいただきましたので絶好の機会と思ってチャレンジしてみた次第でございました。
今回は顔の修正に力を入れてやっていたのですが、お絵描き初心者の絵から少しは令和顔にできたんじゃなかろうかと思うのですがどうでしょう。
並べてみると結構雰囲気違って見えますよね。
まぁ、線画修正によるものも大きいですが、塗り方の変化も大きな一因かなぁと思っています。
塗りかけの状態の方を見ると、「初心者がやりがちな影の付け方」みたいなので死ぬほど見たやつまんまで、改めて見て爆笑してたんですよね。
今回は基本水彩ブラシで大雑把な影だけ入れた形なんですが、それでも4年前と比べたらリッチに塗れるようになったかなと。
他にも、肌の影の色選びやぼかしかた、髪の毛の影やハイライトの入れ方なんかも全然違いますよね。
なんだかんだ描き続けていた成果を実感できたようで嬉しいです。
たまにはこうやって古の絵を引っ張り出してきて比較するのも楽しいものですね。
過去絵はメンタルにきたりもしますが、なんとなくでやってることの意味を実感でしたりして得るものもたくさんありました。
定期的に過去絵リメイクとかするのも良いかもしれないと思ったり。
あ、唯一前の方が上手かったなと思ったのは靴の表現。
これは最近描くことから逃げているからですね。
逃げるな綾崎。
逃げずに色々チャレンジして、今後もっと自分自身が満足できるものを描き上げ、もっともっとたくさんの人に見てもらえるようになりたいなと思います。
それでは。