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演劇が題材のオススメ漫画 8選

ごきげんよう。
綾崎です。

今回取り上げるのは、「演劇」を題材にした作品です。

私はこれまで、約10年ほど演劇に携わってきました。

10年も続けられたのは、やはり好きだからです。

そんな大好きな演劇がテーマの漫画たち、高校演劇の話から、本格的な芸能界のお話まで、どれも私が読んで面白いと思ったオススメの作品です。

この作品たちを読むと、また舞台に立ちたくなります…。

目次

※刊行数の記載は、2020年7月現在のものです。

ガラスの仮面

ガラスの仮面 1 (花とゆめコミックス )[美内すずえ]
  • 著者:美内すずえ
  • 出版社:白泉社
  • 刊行数:49

まずはこの作品。
最も有名な演劇漫画と言っていいでしょう。

1976年から現在まで連載が続いている、長編作品です。

ガラスの仮面は、貧しい家庭で育った平凡な主人公・北島マヤが、元女優・月影千草と出会い、演劇を知り、女優として成長していく物語。

舞台は生もの。
演劇は観客があってのもの。
観客にとっては、見えるものが全て。

その時一回きりのものですから、トラブルはつきものです。

そんなトラブルに直面した時、マヤは、周りの人たちは、どのように乗り越え、観客に舞台を届けるのか・・・。

ガラスの仮面の中では、印象的な舞台が数多く描かれています。

公演をやる事が決まり、稽古を重ね、本番を迎えるという流れが繰り返されるのですが、冗長になる事なく、マヤの周りで起こる様々な出来事から目が離せなくなります。

私がマヤなら何回死んでいるだろう…と思うほど過酷なのですが、そこは漫画のお話。
その過酷な環境の中で舞台に立つことを目指す少女の姿には胸を打たれ、私も頑張ろうと何度も背中を押してもらいました。

それなりの巻数があり、連載中の作品ではありますが、49巻が発売されたのは2012年10月5日。
ゆっくりと刊行されていますので、まだ読んだことがない方、途中までしか読んでいない方、今のうちに最新に追いついておくのはいかがでしょうか。

また、アニメ化、舞台化、ドラマ化、小説化など、様々なメディアで展開されています。
興味のあるメディアから入るのも良いですし、一つだけでなく様々な形で楽しめます。

Wジュリエット

  • 著者:絵夢羅
  • 出版社:白泉社
  • 刊行数:14(完結)

“男まさりの女子高生・三浦糸(いと)が所属する演劇部に入部して来た超美人転校生・天野真琴。その美貌と演技力に驚かされる糸たちだが、ある日糸は彼女の秘密を知ってしまい…!?”

高身長でハスキーな声で男と間違われがちなイケメン女子高生・三浦糸と、超美人転校生・天野真琴がWジュリエットの主人公。

少女漫画にありがちなぶっ飛んだ設定だけど、コメディテイストで描かれる高校生のドタバタな日常は面白いですし、シリアスシーンに描かれる美人な糸や真琴はとても魅力的です。

学園モノの恋愛モノといった部分が強く、あまり舞台ばかりをメインに描かれているわけではありませんが、高校の部活って日常の中心にあったなぁと、感情移入しながら楽しく読めました。

現在、不定期で高校卒業後を描いた続編がLINEマンガで連載中。
単行本も9巻まで出ています。

アクタージュ

  • 著者:宇佐崎しろ
  • 原著:マツキ タツヤ
  • 出版社:集英社
  • 刊行数:12

“女優を目指す女子高生・夜凪は有名芸能事務所スターズのオーディションで天才的な芝居をするも不合格。それは彼女の危険な演技法に理由があった。しかし、夜凪の才能に魅せられた映画監督・黒山が役者の世界に誘う!!”

週刊少年ジャンプで連載されている作品です。

カラーイラストが綺麗、演劇を題材にしている、ということで興味を持ち、読み始めました。

主人公の夜凪景は、卓越した才能を持った少女で、圧倒的な演技力というものは、中々実感として湧くものではないので、お話自体は現実離れして見えますが、役者をやる人に、ぜひ読んで欲しいです。

ここだけを切り取るのもどうかとは思ったのですが、11巻のなかで、こんなフレーズが出てきます。

たったの一度も本気になれないまま消えてゆく役者が大半のこの世界で

ぐさっとささりました。

10年ほど演劇に携わり、役者として舞台に上がったことのある身として、私は全力を出し切れたと思うことがなく、だからこそもう一度舞台に立ちたいと今でも思い続けています。

私がやってきたのは、高校の部活であり、学生演劇です。
漫画に描かれているのは商業の大きな舞台です。

それでも、演劇の魅力であり、難しさである部分というのは共通するんだなと思いました。

舞台に人生をかけている登場人物たちを見ていると、もう一度舞台へという思いが膨らんでしまいます。

舞台に携わる方になら、他にも刺さる言葉があるんじゃないかと思いますよ。

実際にどういったシチュエーションで言われる台詞なのかは、ぜひ本編をご覧ください。

まくむすび

  • 著者:保谷伸
  • 出版社:集英社
  • 刊行数:4

“「高校演劇」との出会いが、すべてを変えた―― 仙台星見高校に入学した土暮咲良には、誰にも言えない創作活動への秘めた熱意があった。ある“きっかけ”で創作を諦めかけていた彼女だったが、「高校演劇」や仲間との出会いによって、彼女の日常は“劇的”に変化していくことに―― いま、誰もが輝く青春群像劇の幕が上がる!”

こちらはヤングジャンプの作品。
となりのヤングジャンプでも読めます。

今回取り上げた全作品の中で、もっとも現実味のあるお話だと思います。

主人公の土暮咲良は、漫画を描くのが好きな女の子で、元々演劇に興味があったというわけではない中、その創作力を買われて演劇部に勧誘され、半ば強引に入部させられます。

演劇部の等身大の高校生たちが真剣に部活に取り組む姿が描かれていて、登場人物たちが演劇と向き合う上での感情が、細かに表現されています。

私は読んでいて胸が熱くなりました。

一つ、私が気に入ったポイントが、仙台星見高校の演劇部の、あだ名で呼び合うという決まり。

私が中高で所属していた部活でも同じようにあだ名で呼び合う決まりがあったので、親近感が湧きました。

演劇ものは登場人物も多くなりがちですが、あだ名があると、メインの登場人物が覚えやすくて読みやすくなります。

ついでに、演劇とは関係ないですが、保谷伸さんの前作も好きなのでオススメです。

マヤさんの夜ふかし 1 (ゼノンコミックス)[保谷伸]

“漫画家志望の豆山は、今夜も深夜作業。原稿のお供は自称“魔女”のマヤさんとの通話。不毛で意味がなくて、でもなんだかやめられないマヤさんと豆山の夜ふかしコメディ☆”

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  • 著者:一二三
  • 出版社:スクウェア・エニックス
  • 刊行数:4(完結)

“単調な日常・閉塞した感情…。灰色の教室に生きていた高校1年生 東雲東(しののめ あずま)はある日演劇と出会い、自分を取り巻く世界を劇的に変えてゆく――。偽りの日常、狂熱の舞台、どちらが真実(リアル)!? 現代の高校演劇ドラマ、開幕!!”

こちらは、ガンガンONLINEで連載されていた作品。

いじめられっ子の主人公・東雲が、高校で演劇と出会い、共に演劇をする仲間と出会い、これまで内に溜め込んでいたものを舞台にぶつけていきます。

漫画内に登場する舞台も独特で、奇をてらった演出を行う舞台が印象的です。

一巻の表紙のイラストは、東雲が最初に行う舞台のセットと衣装です。

舞台自体もキャラクターも、少しダークな雰囲気で描かれており、その雰囲気に惹かれて私は単行本を購入しました。

マチネとソワレ

マチネとソワレ 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)[ 大須賀めぐみ/伊坂幸太郎]
  • 著者:大須賀めぐみ
  • 出版社:小学館
  • 刊行数:7

こちらはゲッサンで連載中の作品。

商業演劇のお話です。

衝撃的な一ページ目から始まるので、試し読みでぜひ一度さわりを読んでみてください。

気になったらぜひその続きも。

本作は緻密に描かれている絵が魅力的で、表紙のカラーイラストがどの巻も目を引く配色で描かれていて、印象的です。

因みに、マチネとソワレ、元々はフランス語でそれぞれ朝・夜って意味だそうです。
日本では、舞台やバレエの公演などで、昼公演をマチネ、夜公演をソワレと表現されることがあります。

いわゆる業界用語ですね。

かげきしょうじょ!!

  • 著者:斉木久美子
  • 出版社:白泉社
  • 刊行数:9

“「渡辺さらさ、オスカル様になります!」大正時代に創設され、未婚の女性だけで構成された『紅華歌劇団』。その音楽学校に入学した少女たちの青春が、幕を開ける──! 予科生の授業が講義ばかりで辟易としているさらさ達は、実習をしたいと講師に申し出て…?”

こちらは、宝塚音楽学校を彷彿させる、音楽学校のお話。

絵が綺麗で、台詞回しやテンポ感も良く、読み始めるとすっと世界に入り込んで集中しできる作品です。

前日譚であるシーズンゼロの上下巻があるので、ぜひこちらを読んでから本編一巻に入って欲しいです。

夢見る少女たちの努力する姿は、本当に輝かしいですね。

身一つで表現するということは並大抵の努力ではできるものではありません。

ここまでに紹介した作品でも度々頑張る姿の尊さをお伝えしようとしていたつもりですが、本作もそんな尊さのある一作です。

といいますか、演劇というものが、きっとそういうものなのだと思います。

舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE― SHOW MUST GO ON

  • 著者:綾杉つばき
  • 出版社:KADOKAWA
  • 刊行数:2

“スタァライトの原点となる舞台のコミカライズ!!舞台の歌詞や躍動感をそのままに、誌面をステージに代えた舞台少女たちが、舞い、踊り、そして歌う――。あの感動が鮮烈によみがえる!!!”

少女☆歌劇 レヴュースタァライトは、ミュージカル×アニメーションの二層展開のクロスメディアコンテンツ。

本作は、その舞台のコミカライズです。

舞台女優を目指す、聖翔音楽学院の99期生の9人のきらめき溢れる少女たちの物語で、舞台のキャストがそのままアニメの声優もつとめています。

舞台は殺陣のシーンが多くて迫力があり、キャラクターたちに寄り添う歌も相まってとても見ごたえがあります。

漫画では、その歌という部分を直接感じることはできませんが、ストーリーを丁寧に追うことができますので、舞台に生きる少女たちの物語として楽しむことができると思います。

因みに舞台もアニメも好きな私としては、それぞれ良さがあるので、全てに触れていただきたいところです。

漫画と合わせてと考えると、楽曲が触れやすいと思います。

発売されているCDの数は多いですが、オススメは1stシングル。
特に、「舞台少女心得」という曲がイチオシです。
「世界は 私たちの 大きな舞台だから」というフレーズが好きすぎてめちゃくちゃループして聞いてます。

漫画から話が逸れてしまいましたが、レヴュスタはコンテンツとしてオススメです。

本ページのサムネイルも、レヴュスタのキャラクターのイラストです。

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以上、オススメの演劇漫画でした。

きになる作品はあったでしょうか。

わずかでも、次に読む漫画を選ぶきっかけになっていたら嬉しく思います。

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